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ゴッドハンド
2016.06.24 Friday - comments(4)

久しぶりに書こうとしたら、自分の置かれている環境が大きく大きく変わっていた。この変化に自分自身がついて行けていない。

 

1/27、引っ越しをしたら家が未完成だった。壁紙も貼っていなければ、コンセントもない。つまり真冬にエアコンが使えないどころか、仕事も生活も完全NGという有り様だった。トイレが部屋の真ん中にドーンと置いてある。水も出ない。キッチンなどの住設機器も設置どころか発注すらしていない状況だった。とにかく、工務店と建築家に対して言いたいことは山ほどあったけど、この日から私はホテル暮らしを強いられた。

 

この辺は、鹿島臨海工業地帯といって、約160の企業が集中している。そのこともあって、ホテルというホテルは軒並み満室に近い。工事がまだまだ続くと聞いて、2ヶ月ほどマンスリーマンションにでも住まなきゃいけないのかと覚悟を決めて電話をすると、入居率100%という驚異的人気エリアだと知って撃沈した。

 

日々、空室のあるホテルを探し回っては転々として、精神的にも肉体的にも消耗していった。2月上旬には、遂に体を壊して救急車の世話になった。工事中、覚悟を決めて家に住むようになってからも、毎日家の周囲には職人さんたちの車が10台近く集まっていて、仕事どころか生活すらままならなかった。仕事机の横では、けたたましい音を立てて溶接をしている。養生したビニールの中で、らせん階段を削ったりペンキを塗ったりしているのだ。

 

そんなふうにして完成した鹿嶋の家は、3/30にひとまず完成となった。6/24現在、まだ室内ドアの鍵が設置されていない箇所があって、ドアに穴が空いている。私はもう怒る気力もなくなく、工務店からの連絡をずっと待っている。

 

 

今日はそんなことを書こうと思ってこのページを開いたわけではない。明日から久しぶりに旅に出るので、なんとなくまた書き綴りたいなと思ったのだった。私の体は積もり積もったあれこれによってだいぶ悲鳴をあげている。30分ほど歩いただけで腰に激痛が走るという状況で、果たして飛行機に乗れるのか?自分の荷物を持って歩けるのか?あらゆる不安があったものの、この町には「ゴッドハンド」の先生がいるからと安心していた。この先生の手にかかれば、どんな人でもあっという間に痛みは去り、長年の苦痛から解放されるのであった。「鈴木さんも一回行ってみて」と紹介してくれたのは、鹿島アントラーズの選手だった。彼だけでなく、アントラーズの選手たちはみんなこの先生にお世話になっているというし、ジーコもキングカズこと三浦知良選手もここに通っていたという。待合室の座敷には、一際目立つサインがあった。元巨人の清原のサインだった。「残念なことになっちまってなあ」と先生は言った。


旅に出る前に、ゴッドハンドの先生のところで体をメンテしてもらおうと思っていたところ、先生が階段から落ちて骨折してしまったと聞いた。今月は治療は無理だという。大ピンチだった。目が覚めると痛みに気づく。立っていても痛いし、座るともっと痛い。とにかく、居ても立っても居られない痛みは、ストレッチすらできないほどで、もう自分の手には負えなかった。

 

 

鹿嶋から東京へはバスで90分〜120分ほどだ。今でも時々東京を訪れる。杉並区に長く住んでいたので、買い物といえば新宿だった。だから自然と今でも新宿へと足を運んでしまう。そこで、カイロプラクティックの先生にすべてを託すことにした。先生にはとにかく「歩けるようにしてください」とお願いした。整体、マッサージ、鍼、クラニオセイクラル、アーユルヴェーダ、あらゆる治療がある中で、様々な方法を試してきたけれど、今回カイロプラクティックを選択したのは、骨格のバランスが滅茶苦茶になっていることを自分で把握していたからだ。筋肉のバランスも悪い。それは、日々の仕事の姿勢も原因していると思う。腰への負担を軽減させるために、体全体のバランスが崩れ、普段から首が傾いていた。今まで通っていた杉並区内のカイロは、施術に物足りなさを感じていた。それで、今回新しい先生を頼ることにした。旅の出発まで時間がなかったから、一種の賭のようなものだった。

 

先生は私の話を一度も否定することなく、すべて聞いた上でつま先から頭まで時間をかけて調整してくれた。すべてが終わったあとで、骨格模型を使って私の体が今どんな状態になっているのかを、わかりやすく説明してくれた。骨盤が寝ている状況で、左側が上がっている。さらに、マウスを持つ右側の骨盤が前に出ている。体全体でバランスを取ろうとして、首が右に傾いている上に、頭全体がねじれていた。それでようやく痛みの原因を知った。

 

「今まで固まっていた筋肉を緩めたので、2〜3日はちょっと注意してくれださい」と言われた通り、それから2〜3日は腰の激痛に耐えていた。失礼ながら先生を疑ったりもした。ところが、しばらく経って痛みはほとんど消えた。2回目の施術では「腰の方はだいぶ良くなっていて、問題は首の方。今回は首に痛みが出るかもしれない」と言って、念入りに首のメンテナンスをしてもらった。メキメキと妙な音が脳みそに響く。

 

今、随分と長い間、左腰の奥の方にあった「何か」をほとんど感じなくなっている。体をひねると激痛が走ることももうない。こういう体のことは、施術方法や先生との相性も大事だ。私は、ギリギリのところで西新宿整体院の三上先生と出会えて、幸運だった。顎関節症の治療もあれこれ試してみたけど、結局この整体院で全身の施術をしてもらった後、気づいたら口がきちんと開くようになった。耳の前に手を当てて、顎が左右同時に開くように意識して口を開けたり閉じたりしてみる。どんなにやっても、顎が片方ずつ開いていたのが、今は同時に開いている。これはちょっと感動するほどだった。右の顎に至っては、開く度にバキッ!という音が鳴って煩わしかったが、長年のその「音」が今のところなくなっている。

 

若いときは、1日10時間歩いても全然平気だった。年齢を重ねて、今までのような旅ができなくなるのが恐いと思うようになってきた。今回で最後かもしれないなと思いながら、EURO2016フランス大会を見に行く。

1606 EURO2016 FRANCE
COMMENT
カジノ - 2016/07/04 8:31 AM
276?おかえりなさい!ボルドーのすっごい重たいワインが飲みたくなったよ!とりあえずおうちにあったワインを読みながら飲んだよ。ウエールズにはスカートはいてる人は居なかったよ。スコティッシュはラグビーのユニフォームとスカートの組み合わせで集団でロンドンにいたよ。今度からサッカー見る時はワイン飲もう。
カジノ - 2016/06/28 8:48 PM
間違い。ポルトガルポーランド戦。
カジノ - 2016/06/28 7:43 PM
昔イギリスへ行ったとき空港だか電車だかの順番待ちの行列にマルセイユから来た親子の事思い出した!子供の女の子とおもちゃのカメラで遊んでいたら母親と仲良くなっていろいろと話していくうちにどーやら旦那と別れて子供2人で旅行してる途中で一緒にマルセイユに行かないかと言われた。俺、日本に帰んなきゃって言ったらすごい残念そうな顔されたっけ。あのままついていったら今ごろ、スイスポルトガル戦を観てるかも!
カジノ - 2016/06/25 8:23 AM
行ってらっしゃい
楽しんできて下さい
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